iPhone

で、ドコが安いの？
機種への期待より、
利用料金値下げへの期待、が大きかっただけに、
いまだに釈然としない気持ちで、
各社の料金表をながめている。

最後に発表したSB。
後出しジャンケンで、
かなり期待していたのだが。
かつての挑戦者としてのイメージは薄れ、
横並びの大企業の感が。


家に戻れば、光回線が使える。
職場では、iPhone 4S を昼休みに、
ストリーミングで音楽を聴きながら、
TwitterとかFB、メールなどのチェック。
外出先からの電話連絡はあまり必要ない。
家族、知人との連絡はスカイプなどで済ます。


iPhone 5 に変更しなかったのは、
最近はキャンペーンで安くなっているが、
利用料金などのアップが、
バカバカしかったから。
ほとんど変わらない利用状況にも関わらず、
なぜに、毎月余分に支払うのか。
自分を説得できなかったためだ。


今回はiPhone 5cに注目していた。
もしかしたら、利用料金が劇的に下がるのではないかと。
だったら、買い換えてもいいだろう、
あのデザインは嫌いだが、
月々の支払が、まあ利用頻度に見合ったものになれば。


アメリカでの発表も、99ドルからとあったので、
その期待は膨らんだ。
なに、iPhone 5cの下位モデルが約１万円か。
だとすれば、月々の使用料もだいぶ安くなるはず...。


数日後、各社が利用料金の発表。
うん？　なんで？
いくつものクエスチョンマークが、飛び出てきた。
エッ、5cは普及モデルではなかったのか。
なぜに、この利用料金？
5c も 5s も、あまり変わらない。
それはないよ…。


完全に思考停止。
いったい、この仕掛けは誰のアイデアなのだろう。
いまのiPhoneユーザーの気持ち、理解している？
機種の購入自体だったら、多少差額が違っていても良いが、
毎月この金額を、
ユーザーが通信会社に支払わなければならない？
始めて出すのなら、理解できるが、
発売されて5年以上になるんだぞ。
わたしだって、iPhone 3Gから始めて、４年近く使っている。
そういう者にとって、
一番気にしているのが、毎月の利用料金だ。


携帯電話がケータイに変わり、
iPhoneの登場で、
その後ガラケーとスマホに二分され、
流れがスマホ一色になりつつある。


わたしは電話機能に興味はない。
だからガラケーは嫌だった。
iPhoneが登場したとき、
やっと使えるコンピューター端末だ、と思い使い始めた。
その使い方は、いまでも同じだ。
持ち運べる端末として、利用している。


それは、室内（家）で利用していた環境を、
戸外でも使いたいとの思いから出発している。
したがって、ほしかったのは「どこでもコンピューター」だ。
その壁を、iPhoneが取り払った。
４年あまり使い続けてわかったことは、
iPhoneじゃ仕事にならない、ということ。


原因はいくつかあるが、第一は画面の狭さだ。
わたしが欲しいのは、
こうした文章を作ったり、
写真を加工したりといった作業が、
いつでも、どこでもできる環境だ。


それをiPhoneだけでこなすには、無理がありすぎる。
当然といわれれば、当然だ。
用途が違うのだから。
ゲームは嫌いだし、映画も見ない。
小説などは読めない（耐えきれない）し。
だけど、ちょっとしたメールなどのチェックには便利だ。


維持費、簡便性などを考えながら、
今回の発表を待っていた。
どうすれば、iPhoneを使いながら、
iPadやMac Book Airなどが、
リーゾナブルな費用で使えるのか。


何人かからは、モバイルルーターを使えばとの提案。
さらにテザリング利用で、iPhone 5に買い換えればとも。
これまでと変わらない作業をするのに、
光回線、iPhone回線、モバイルルータ回線などの利用料金を、
どうしよう。
これが、一番の懸案事項だった。


結論は、今回の改訂されるであろう料金体系を見てから。
そうしていただけに、
いよいよ、iPhoneとの決別をしなければと、
考えるようになった。
販売合戦は始まったばかりだから、どう推移するかわからない。
したがって、もう少し様子は見たい。
いずれにしてもiPhone 4Sの2年縛りが終わるのが11月。
その頃までには、結論は出ているだろう。


薄給の凡夫としては、
通信費は、できるだけ押さえたいだけなのだが...。

---

→　「iPhone 5c／iPhone 5s」の“魔法”
→　新型iPhone、携帯3社は消耗戦避ける
→　iPhone 5s / 5c 価格比較
→　iPhone 5s 対 iPhone 5c 対 iPhone 5 詳細比較