株価暴落を招いたのは「1回のクリック」

IT社会を象徴するような出来事だ。
ネットの何を信じるのか。
インターネットは「トイレの落書き」などと言う人もいる。
掲載された記事に対する信憑性をどう考えるか。
これは時代を超えた課題だろう。

 Tribuneは10日、Googleの自動ニュース収集プログラムが、UALの2002年の破産申請に関する過去の記事を新しいニュースと誤解したと非難した。


 同社の説明は、古い記事が再び出回ったことへの批判をかわそうとするものだ。この記事が引き起こした一連の出来事が原因で、UALの時価総額は15分の間に約4分の1にまで低下した。


 Tribuneは8日以来、この件の詳しい情報を少しずつ明らかにしてきた。最新の釈明では、問題の古い記事が、7日早朝のトラフィックが少ない時間帯に1回アクセスされたことで、South Florida Sun-Sentinelのサイトの最も読まれているビジネスニュースのランキングに入ってしまったと説明している。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/11/news085.html