小啄木鳥の巣立ち

よく観察してみると、ヒナが成長し、エサをねだっていた。

車が通り抜けた後、親を呼んでいるのだろう。
ピー、ピーと鳴いている。

この撮影のあと、気がつくと静かになっていた。
どうやら巣立ちしたようだ。
ヤマガラのときも同じ気持ちになったが、
嬉しいような、寂しいような...
子育てのドラマの幕がおりた。
そして、若いヒナ鳥が新しい人生に飛び立った。
残されたものとしては、
その一生に幸あれと祈る以外に術(すべ)はない。
それは鳥であっても、
人であっても、
およそこの世に生をうけたものの定めだ。
これが自然であり、
その自然の中で、精いっぱい生きていけばいい。
あるがままに。