Apple VS Google

Android 2.2の発表ビデオを見ていた。
いつのまにかGoogleがMSのように見えてきた。
これまでパートナーとして対MSの共同戦線をくんでいたのが、
競争相手として競い始めている。

どちらとも対MSとして好意的に接していたので、戸惑いが。
そして、MSがこの分野ではもはや追いつけない状況を、
複雑な思いで見ている。

ソニーとGoogleが共同でTV開発に進む。
HPはスマートフォンのPalmを買収。
MSのWindowsに縛られていたパソコンメーカーが、
あらたなプラットフォームへの移行を進めている。
任天堂もApple社への警戒を強めている。


土日だけWeb情報を追いかける身としては、
とてもすべての流れを検証できない。
少ない情報の中から、いま感じていることだ。

個人的にはApple製品を愛し、使い続けている。
iPhoneを使い始めて半年近くになるが、
特に不満はない。
手に持ったときの心地よさ、
指でタッチして使う使いやすさ、
どれも画期的であり、愛すべきものである。

Androidのプレゼンを見ていて、
なんとなくMSのプレゼンのような感じを持った。
頭の良い技術者が考える先進的な使い方を、
ひたすら並べて、クールだろうと問いかける。
見ていて、ドキドキ、ワクワク感がない。
面白くないのだ。
ジョブズ氏のプレゼントと比較するのは酷だろうが、
やはり「もの」を作る会社ではない。

コンピュータはハードとソフトのバランスが必要。
それぞれがベストの状態で、最高の製品が生まれる。
Googleにも、MSにも、それがわからないようだ。
Apple社だけが、それを理解し、製品化している。
ユーザーが欲している機能、サービスを、
ユーザーが望む心地よいデザインとともに作り出す。


来年の今頃、どのような状況になっているのだろう。
選択するのはユーザーだ。
わたしは、28日までには届くであろうiPadを、
楽しみに待っているこの頃である。


その結論は、もしかしたら次のような結果になるのかもしれない。

 パーソナルデバイスとして、自分だけの自由で自分好みなデバイスにしたいという欲求が大切なモバイル端末ではgoogleに軍牌が挙がるように思います。

 しかし、もし、Appleがリビングの主役を狙っているとしたならば、私は「安心・安全」なジョブスワールドを作ろうとしている、iPadが勝利するのではないかと思います。
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