歓迎会

2名の新人参加で歓迎会が。
回覧で参加の意思を確認。
これって、確認する意味あるのだろうか。
余程の予定がないと、欠席に×印は付けきれないだろう。

酒と、タバコと、大声の喧噪の中、疲れた。
個人のプライバシー保護を建前とする組織が、
何故に、ここまで一方的に組織の論理を押し通すのだろう。
酒が飲めない、
タバコが嫌だ、
強制的なコミュニケーションは出来ない、
といった人々が存在することを、
どうして理解できないのだろう。


職場が円滑に機能するには、
酒の席で、仲良くなる努力も必要だが、
職場のビジネスアワーの中で、もっと、工夫できるだろうに。
この四月、所長と、次長のツートップがいきなり異動。
その半年前には、それぞれの部署を担当するトップの異動。
結果として、1年前とは全く異なる職場になってしまった。


日本の組織は、男だけのホモ社会と思っていた。
いわゆる「オヤジ社会」だ。
集まって、徒党組んで、夜な夜な酒盛りで団結を確認。
組織での仕組みや担当などはあったとしても、
その役割で動くのではなく、徒党のボスの動きで皆が従う。
民主党の小鳩グループを思い浮かべる。
かっては、男だけのホモ的な共同体と思っていたのだが、
最近は女性まで、こうしたホモ社会に適応しているようだ。
女性の「オヤジ化」とでも言うのだろうか。


酒を飲み、タバコを吹かし、大声で叫ぶ。
その場に同席する人に対し、
どれほどの配慮をしているのだろう。
むかし、気配りという言葉が流行った。
はたして、こうした人々に気配りという言葉が通じるのだろうか。
こうした傾向に、いまどきの女性は何も感じないのだろうか。


男性の「草食化」と、
女性の「肉食化(オヤジ化)」は、
もしかしたら、底流にあるのは同じなのかも知れない。
ギラギラとした目で、獲物を狙い、皆で狩猟にでかけ、
仕留めた肉を、分け合って食す。
分け前に預かるため、首領をとりまきゴマをする。
こうした組織に嫌気を持った人々が、
農耕生活、草食化の流れに向かう。
首領(ドン)組織に嫌気を持った男たちが草食化し、
その逆に、女性がオヤジ化しつつある。


こう考えると、女性の「オヤジ化」が理解できそうだ。
これは疲れます。
とても、この中で生きていこうとは思いません。
はっきりいって、こうした組織自体に未来は感じません。
そういう思いを新たにした、歓迎会だった。


>週刊 Doyoo( no.16)