機能不全

ほんとうに予算、補正予算は効果があるのだろうか。
予算はつけられたが、その使い方、使い道が定かでない。
かって道路をあちこちに作り、なんとか雇用を生み出した時代があった。
4段ロケットの予算で、どれほどの雇用が創出できるのだろう。
雇用保険の給付も60日延長になり、
訓練と称する事業も、相当数始まっている。
しかし、肝心の雇用が見えてこない。
どの分野で、これから生活していくための仕事が出てくるのか。
太陽電池を大量に生産し、日本中敷き詰める?
それって、別の弊害が出てきはしないのだろうか。


事が起これば、財政出動だと、マスコミも政治家も騒ぎ出す。
四の五の言わずに、とにかく金だ。
火が燃えているのだから、まずそれを消すことだ!
と言わんばかりに、予算だ、補正だと続いている。
なんだか飽食で太りすぎた人間のダイエットのような。
理性も、知性も麻痺してしまい、あるのは痴性のみ。


100年に一度ということは、誰も体験した人がいないということ。
これまでやったことのない斬新な、奇抜なアイデアが必要だろう。
それを十年一日のごとく、同じような手しか打てない。
目の前に、職をさがしている人がいて、
その人に紹介する職がない。
いつごろ出てくるのか。
100年に一度のことだから、もう少し待ってもらえばいいのかな?