真実の履歴書

「理解ビジネス」関係の本を見ていた。
以前読んだときは気がつかなかったが、
今回は面白い記述に気がついた。
いまの自分自身のテーマにぴったしの内容だ。
学びからくる「不安」を見事に解明している。
自分に必要な情報を得ていないところから、人は「不安」になる。
その不安を排し、満足の境地にいたるには、
「自分は何者か」の理解が不可欠という当然の帰結になっている。
情報の摂取を制限する前に、
まず自分が何者か理解しておかなくてはならない。
自分の人生、自分の仕事にはどんな情報が重要か?
知る必要のあることに、直接解答を与えてくれる情報は何か?

自分に不可欠な情報であれば、
自分が何者か、自分は何をするのかをはっきりさせる役に立つ。
しかし、自分の人生にとって付け足しの情報なら、
現実の自分とあるべき自分の姿との間の、
イライラする隔たりが強まるばかりだ。
前者の情報を追求すれば満足が得られ、
後者の情報を追求すれば不安が生まれる。


理解できる言葉で自分自身を説明すること。

  • ライフワークとは何か
  • 自画像
  • 優先事項
  • 他人に自分をどう見てほしいか
  • 何をしているか
  • 次に何をしたいか

は、現実の自分の将来の抱負の一面を語る。


私たちはすべからく、自分自身の履歴書をもたなくてはならない。
自分の真実の姿を記述し、そして、
見かけだけとりつくろった理想像ではない履歴書が必要だ。


「真実の履歴書」
制限時間5分、あるいは制限語数500語、
どちらかの条件に達したらおしまい、という状況で、
自分のことを他人に言葉で説明する。


「情報選択の時代」 p.241~