真空法

ニールさんの本から触発され、フォーカシング法で瞑想。
焦点を決め、それに近づきながら、集中する方法。
「無」の境地を極めるため、雑念を無くすのではない。
逆に、気になるものへ近づき、フォーカスし、
最終的に究極へ至る試み。
レンズで覗くように、対象に近づく。
形が消え、色が消え、それぞれのパーツが。
やがて、そのパーツも消え、構成分子が、
その分子はやがて細かく分解され、
粒子レベルになり、最後には消えてしまう?
それが「無」の状態に、限りなく近づく...

掃除機〜真空へ吸い込むイメージ。
浮かんだ雑な考え、思いを、強力な掃除機で吸い込む。
そうすることで、雑念がなくなりきれいに。
クリーンな状態になる。
浮かんでは吸い込む。
浮かぶ雑念を否定せず、そのまま強力に吸い込むイメージ。
無ではなく、ひたすら吸い込み、結果として無の状態を。


瞑想だけでなく、
日常の雑念対処にも使えそう。
ふと浮かんだ考えに対し、バキュームでズ〜っと吸い込む。
こころをクリーンにする、と考えるとよさそうだ。
いろいろな想い、思い、重い考えを、
とにかく、「吸い込んじゃえ!」
そうすることで、こころが軽くなる。
こころが透けてくる。
こころが、軽やかに、飛び跳ねる。
人生を生き抜くための真空法だ。


今朝、落ちてきた言葉だ。
呼吸を工夫し、無を考え、
出てくる雑念を、気がつくと、そればかり考える。
鳥の声を聴こうと、座る。
しばらくは聞こえるが、いつのまにか今日の仕事が。


入力装置としての目や耳をシャットダウンする。
そうすれば、処理がまともになる。
見ざる、言わざる、聞かざるの境地。
息を吸っては、ゆっくりとはき出す。
臍下丹田に力を入れ、頭から気を取り込んで。
いくつも試行錯誤し、
なんとか、理屈で「無」を目指した。


我流で数十年、続けていたが、
思うようにいかなかった。


真空法〜Vacume Cleaning Methodと名づけた。
文字通り、部屋を掃除機で掃除するように、
自分のこころのなかにある「ゴミ」を、
吸い出して、清掃する作業。
クリーンな部屋で、明るくなった部屋で、
はっきりと、すっきりした心で、
考える、思う。
きっと、これまでにない、さまざまな生きざまが見える。
伝えよう。
誰でもが、どこでもできる、
こころの掃除〜クリーン作戦だ。