雇用促進住宅の200日

昨日NHKで放送された番組。
録画設定していたのだが、うまくできなかった。
あわててネットで検索し、いくつか気になる記事に出会ったので、
まとめておくことに。

 20万人を超えると言われる雇い止めにあった非正規労働者NHKでは彼らのその後を追うため、ある場所に密着取材を開始した。政府が、去年末、家を失った人向けに緊急に入居をあっせんした雇用促進住宅だ。彼らの多くは雇用不安が続く中、派遣社員としての生き方に不安を感じ、正社員として安定した仕事につきたいとそれぞれ再スタートを切った。しかし、就職活動をしようにもハローワークや面接に出かける交通費すら出せない人たちも少なくなかった。雇用保険生活保護の支給を受けてようやく就職活動を始めたものの、ひとつの求人に100倍近い応募があるなど想像を上回る厳しい現実が待っていた。正社員をあきらめ、派遣やパートといった仕事でなんとか賃金を得ようという選択を迫られる人も少なくないが、それすら思うようにいかない。入居が始まって半年近くになるが、今も、多くの人たちが仕事探しを続けている。導入から5年たった今、日本経済にとって欠かせないシステムとして定着した派遣労働の拡大。雇用情勢が一向に改善しない中、彼らが向き合っている現実を記録する。


働きたいんや〜大阪・雇用促進住宅の200日〜
2009年8月12日(水)NHK総合 午後10:00〜10:45



2ちゃんねるの書き込みの中から、次のようなコメントが。
>「NHKで雇用促進住宅で悪戦苦闘する無職求職者の特集やってるよ

158 :名無し募集中。。。:2009/08/12(水) 22:37:59.76 0
1)貯金が尽きてどうでもいい会社に就職
2)DQNに耐え切れず辞める
3)失業保険と貯金で食いつなぐ
4)1に戻る
5)1〜4を繰り返してると、どうでもいい会社にも入れなくなる
6)正社員諦めて派遣やバイトで食いつなぐ
7)DQN&体力に限界を感じて辞める
8)6〜7を繰り返すと年齢で切られるのでバイトも無くなる
9)持ってるもの(車・パソコン等)を売って生活する
10)精神的に追い詰められて鬱発病。医者行って診断書もらう。
11)役所行って生活保護の申請(住所が無いともらえないから
   その時住んでる家の家賃だけはなんとしても確保する)
12)申請が通れば生きていける。通らなければ再挑戦
13)申請が通らなければダンボールハウスの材料を集め始める
14)アルミ缶集めで生活を始める
15)体力的に限界が来て路上で衰弱氏
16)共同墓地で無縁仏として一生を終える

このフローは、意味深だ。
文字は原文のままなので、変換ミス(?)などもあるが、
実際に若者が失業し、老いて辿(たど)るであろう流れだ。

311 :名無し募集中。。。:2009/08/13(木) 00:48:42.41 0
親が「一流企業シンドローム」とか「公務員シンドローム」だとやばい。
一流企業か公務員じゃないと人生終わりだと思ってて
自分の子供はそれができる人材だと思ってる。
で、子供が躓くと「そんなはずはない。うちの子はできる」と
自己暗示をかけ続けて、子供が一流企業か公務員になるまで
飴を与え続けるんだそうだ。
統計的にそういう親のいる家庭では子供はニートひきこもりになるんだそうだ。
で、子供のほうもその暗示にかかってしまって、
「俺はいつかかならず官僚になるんだ、いやなれるんだ!
 サラリーマンみたいな雑魚にはならないんだ!!」
などと人を見下す性格になってしまい、やたら政治や経済に関して語りたがるけど
一度も社会に出たことが無いので薄っぺらな論理展開しか出来ずに
体の大きな小学生のまま30代や40代の年寄りになっていくみたい。
うちの社会学の教授が言ってた。

何人かの大卒や大学院修了者の考えが、この記述と照合する。
一流企業の社員や公務員になれなかった場合、
彼らの頭には、別の選択肢がないのかも知れない。
その結果、上記のフローになってしまう。


ニートやフリーターとして生きていければマシなのだろうが、
家庭環境などで、外へ放り出されると、
いくつかの派遣を繰り返し、昨年来の派遣切りでハロワ通い。
こういう流れに行き着いているのだろうか。
これはフォローしておくことに。


追加記事:
働きたいんや その1
働きたいんや その2(09.08.15)
NHKの「働きたいんや」を見て考える(09.08.19)
ニーキャリ(09.09.07)