999

今日はトリプル「9」の日だ。
ビートルズのリマスター版発売。
アップル社の新製品発表といった話題で賑わっている。
わたしにとっても「9〜キュー」は特別な日だ。
10年前のこの日に、はじめてHPを開設した。
そのときのタイトルは「スペースCUE」だったと記憶する。
探せばどこかに保存してあるのだろうが、よく覚えていない。
ただ、CUE(キュー)を使ったことは確かだ。

cue/kjúː/
1(俳優の登場次の演技などの)きっかけのせりふ
 [しぐさ, 合図, キュー]
2(一般に)暗示, 指示, 合図;タイミング;きっかけ, 契機;
 (行動の)手がかり, 手本
  心理学:手がかり
4(劇などでの)役

20数年前、東京から戻り、
自前で立ち上げた事務所を「CUEシステム」とした。
コンピュータを学ぶ「きっかけ」作りに貢献できないか、と考えての起業。
2年ほど事務所を構え、その後自宅で数年。
パソコン普及の黎明期であり、群雄割拠の時だった。
結局は東京の出版会社からの情報処理関係の執筆で生計を立てていた。


やがて、仕事が減少し、専門学校の教師に。
Mac導入、マルチメディア、インターネットなどへ、
ITと呼ばれる基礎技術を教える仕事につながった。
その現場で、10年前にHTMLを駆使したHPをアップ。
10年一昔というが、随分と昔の感じがする。


これからの10年を考えている。
パソコン教育からキャリア教育へと、大きく舵を切った。
毎日、相談者と向き合い、考える。
自分自身の在り方、対応の仕方について。
その中から、自分ができること、
したいこと、を考えている。


カウンセリングは、基本的には1対1の対話だ。
静かな部屋で、くつろいだ雰囲気のなか、
相談者が安心して、心おきなく相談できる仕掛け。
気軽に、自分の心の内を話せる空間。
そういう場を提供したい。
カウンセリング仲間が集い、課題を語り合う。
その語らいの中から、明日への気力を養い、
相談者へのより良き支援をするための、
エネルギーを補充する場。
学び場としてのスペースと、
癒しの場としてのスペース。
こうしたスペースを、持続可能な形で展開したい。
そうした思いを持っている。
持続可能な「スペースCUE」だ。