クリスマスカード

年に一度の英文手紙を書く時期だ。
年賀状と同じように、出すべきかどうか考えてしまう。
英語の書籍や文章は、読む機会はあるが、
書く機会はめっきり減った。
今回はGoogle翻訳を使ってみた。
これまで、エキサイトの英語翻訳を使っていた。

Google翻訳は、海外の友人に自分のHPなどを使う際、
翻訳ボタンを埋め込み、全文翻訳表示機能として使っていた。
今回、使ってみて驚いたのは、リアルタイムで翻訳する機能だ。
日本語から英語に翻訳する訳だが、
入力した日本語が、英語に訳されるプロセスを見る事ができる。
その訳文を見ながら、日本語の書き方を変える。
主語を省略しがちな表現に、
私、彼、あなた、といった少々不自然だが主語を書くことで、
かなり英語らしい表現になる。


自分が書いた英語がどれくらいか、
どの程度意味が通じるのかは、定かではない。
しかし、友人同士であれば、私の英語から類推し、
私の状況を理解することができる。
学校の試験と異なり、100パーセントの精度を要求されるわけではない。
60パーセントも伝え切れれば上出来だ。
そう考えると、このツールは使えそうだ。


この背景には、先日から相次いで発表されている、
Google日本語入力や音声検索技術が使われていることは明らか。
これで、Googleが進もうとしている次の方向が、見えてきた。
「ことば」については、関心を持ち続けてきた。
Googleが提供しようとしているツールは、
今後のコミュニケーションに不可欠なものとなるのだろう。
さらには、先日発表されているGoogle Waveなる技術も、
今後絡んで来るだろう。
来年はどういう展開になるのか、楽しみである。