豊かさについて

物質的に満たされているから豊かではない。
物や事は、多くあれば煩わしい。
こころが満たされていると、豊かだと感じる。
こころを豊かな状態に保つこと。これがポイントのようだ。
条件があって、豊かになるのではない。
原因として、こころが豊かで在ることで、
結果として豊かになる。

もの〜物、者、モノの多少は、豊かさには関係ない。
我々は勘違いしているようだ、
「もの」をたくさん所有すれば、幸せになれると。


着るもの、食べるもの、移動するもの、
伝えるもの、住むもの...
もっと、もっと、と限りなく所有を広げる。
たくさんあれば幸せになれる。
豊かになれる。


飽くなき所有欲が、世界に充ち満ちている。
だれもが、もっとたくさんの「もの」を欲している。
「もの」を多く持つことで、豊かさを手に入れることができると、
勘違いしながら...


こころの豊かさは、
豊かなこころを持とうという意志から生まれる。
豊かなこころでいる、という決意が、
豊かなこころの持ち主となる。
こころの在り方の問題だ。


ひとりひとりが、
こころ豊かに生きていこうと決意する。
そこから、豊かな社会が生まれてくる。


平和も同じだ。
こころが平らかで、和らいでいれば、
平和な社会が生まれる。


幸せも、希望も、
おおよそ人々が理想として求めているものは、
自分自身のこころの在り方から始まると知らされた。


条件があって、平和や幸せがあるのではなく、
平和で幸せなこころが、平和な社会を作り出す。
自分が原因となって、社会が変わる。
そう考えると、自分のこころの在り方こそが問題であり、
ほかは結果に過ぎないということに気がつく。


自分のこころで、
豊かに、平和に、幸せに生きていけばいい。
そう考えると、生きるということは
それほど難しいことではなさそうだ。