三年目だ

解雇通知を告げられ、キャリアカウンセラーを目指して3年が経った。
朝の通勤時、車の中でふっと浮かんだ言葉。
「三年目だ!」
思わず、涙がこぼれそうになった。
何とも言えない感慨深いものがあった。

年末の最後の出勤日、校長室で告げられた「解雇」の言葉。
まったく予想外の言葉に、絶句した。
前職で、廃校処理を行い、最後の学生を送り出し、
異動一年目での出来事だった。
この経緯は、別の機会に振り返りたい。


三年前の1月中旬、再就職支援センターを訪ね、
再就職セミナーなるものに参加。
そこで、キャリアカウンセラーという職業を知った。
カウンセラー資格を持つ方から、
カウンセラーを目指してはどうかとのアドバイス


思いも寄らぬ展開だったが、天の声と受けとめ飛び込んだ。
3月にはCDAの講習で、週末の2日を数回かけて受講。
5月からは産業カウンセラー講座を受講。
それぞれの講座を通し、
キャリアカウンセラーとしての生き方を学んだ。
最初の一年だった。


数回、こうした企業へ応募したが実らず、
二年目の5月末、専門学校へ就職。
給料未払いという体験。
6ヶ月もの間、労基署のお世話になりながら耐えた。
そして、いまの職場へ。
二年目の終わりだ。


さらに、1年が過ぎ、契約更新の時期。
近々、次年度の契約の話が始まる。
2月にならないと、次年度の状況はわからないが、
とりあえず、キャリアカウンセラーとして1年間の経験。
できれば、あと数年くらい経験を積みたいのだが。


三年目である。
決意し、学び、経験し、
どうにか仕事として、
「キャリアカウンセラー」を名乗ることができるようになった。
感慨深い三年間であった。
まさに、「石の上にも三年」ということか。


職場では、同僚とこれからについて話した。
今の状況を共有し、さらに向上できる何かをしたい。
学習の場が欲しいということで一致。
とりあえず、ネット上での活動ができないか始めたい。
この流れも、数日来の変化の一つのようだ。
流れに乗って、なんとか方向付けをしようと考えている。