iPadがでた

ほぼ期待通りというか、読み通りの製品だ。
これしかないというものを、
シンプルに実現している。
"less is more" を地でいっている。

革命だと、ビデオで述べている。
わたしもそう思う。
コンピュータが真のパーソナルなマシンへの第一歩だろう。
iPhoneで、かすかに垣間見られるようになった世界。
世界の人々が結集して作り上げた電脳世界への、
本格的な窓が、やっと実現した。
"No PC, No Wire" そして "No MS" だ。


これでMSが仕組んだ、
PCを企業の道具とする仕掛けから解放され、
個人が、自分の道具として、
コンピュータを利用できる時代が実現する。
まともな考えを、
大きな組織と対等に渡り合いながら、
堂々と主張し、生きる時代が来るのだろう。


学校では、無味乾燥な教科書本から子どもたちが解放され、
自らの興味の赴くままに、
本物の情報に触れ、
自らの創造性を開発できる。
教わるのではなく、自らの動機から、
自らの知りたいコンテンツを選び、
その道のプロから教えを請える。


教育革命が起きるのだろう。
子どもたちが、iPadを手にしたとき、
iPadが、新聞や、ラジオ、テレビと同等のメディアとして普及したとき、
世の中は、もっと賢い社会になるだろう。
隠すことなく、真実を、
そのまま、ストレートに伝え、
分かち合える世界。
誰もが開かれた、世界頭脳〜インターネットにアクセスすることで。


iPadがどのような展開になるか、
まったくわからない。
発表されて数時間だが、
今の気持ちを、ここに記しておこうと思い、
正直な感想を書いてみた。


ジョブズに感謝したい。
そして、多くの開発者にたずさわった人々に。
ありがとう!!


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