週刊 Doyoo( no.11 )

「仕事でゴルフはやりたくないです。」
県職に合格し、数年勤めて、やり甲斐を見いだせず退職。
その後、製造、販売、営業といくつかの職を経験。
税理士事務所に晴れて就職が決まった。
経理と保険販売の両方を担当することに。



ゴルフは嫌いだ、と言い切った。
なぜ、仕事なんかでゴルフをしなければならないのか。
もしかしたら、話が合わずに辞めるかも...
ちょっと危ない話になってきたので、
あまり転職が多いと、企業は嫌がると思うがと伝えた。


若者とおじさん世代のギャップを感じる。
なぜ、仕事にゴルフが必要なのか。
いわゆる接待ゴルフとか称されるものなのだろう。
デジタル世代とアナログ世代の考え方の相違かなと、コメントした。


ユニクロ楽天が企業での会議など英語で行うと発表し、
さまざまな分野で賛否のコメントが出されている。
漢字廃止論的な話まで出てきている。
明治の初めには、ローマ字を国字として使おうとの主張もあった。
いずれも日本社会の機能不全から始まっているのだろう。


英語と漢字。
見方によっては、デジタルとアナログに近い。
表音文字表意文字というのかな。
文字そのものに意味を持たせないアルファベットと
各文字にそれぞれの意味を持たせた漢字。
文字を使って考えるわけだから、
英語人と漢字人の発想が異なるのは、自然の成り行きだろう。


コンピューターと長くつき合っていると、
英語人はデジタル人に近いと感じる。
コンピューターは「0」と「1」しか理解しない。
これはマシン語と称される。
「Yes」か「No」かを、明確に指示する言語である。
あいまいを得意とする漢字人には、ちょっと理解しがたい世界。
そこが、コンピューター社会で漢字人が出遅れた原因の一つだろう。


若者はデジタル教育を受けて育った。
携帯を使いこなし、パソコンは常識だ。
おじさん世代はアナログ世代。
おじさん vs. 若者の対立構図が目立っている。
自民党民主党の中でも起きている。
国民の苛立ちの原因は、もしかしたらここにあるのかもしれない。


将来を憂える若者と、現状維持を図るおじさん達。
今のままではダメだと思うのだが、解決の方法で発想が異なる。
おじさん達でも困るのだが、下手をすると「おじいさん」達が口出しする。
一文字違いだが、差は大きい。
はやく、若者に未来を託さねばと思いつつ、
実権を握っている「おじさん、おじいさん」達を、どうなだめるか。
どちらも大切なんですよ。
どちらの言い分も、間違っていないんですよと思いつつ、
どうするべきかは、考え中。