タブレット考

GALAXY Tab」の一面広告が新聞に掲載。
職場でも、購入したいがどうかと聞かれた。
そろそろコメントを用意しておく時期になったようだ。



正直なところ、こうした質問は答えにくい。
もし、購入をすすめれば間違いなく本人は申し込む。
誰かに、「GALAXY Tab」はいいですよと、言って欲しいのだ。
iPad購入後見せたときにも、同じような対話をした。


今にも購入しそうな勢いに、しばらく待つよう助言。
理由は、何に使いたいのか、明確ではなかったからだ。
タブレット型コンピューターの使い勝手が知りたい者としては、
iPadは、自ら購入し、使ってみるという選択肢しかない。
だが、普通の人がいきなり買うには、早いと判断したからだ。


今回も、同じような状況だった。
本人は、買う気まんまんであっても、
どういう製品かわからないまま購入したら、
残るのは後悔だけだ。


スカイプが使えるんでしょう?
ワードとエクセル、パワーポイントの書類がGoogleで扱えるし、
データーは、クラウド上で保存できるし...
コピー宣伝をそのまま信じて、自分がやりたいこととつなげている。
タブレットを使って、バンバン仕事をこなす自分の姿が重なって。


否定的なことは話せない。
だからと言って、大丈夫とも言いきれない。
シャープから「ガラパゴス」も出ることだし、もう少し待っては...


いつも思うことだが、
できるということと、実用に足るということとは、差がある。
ショップで尋ねると、係りの人は当然できますよと答える。
ネットや雑誌などは、評価とも広告とも判別できない記事がほとんど。
いざ購入し、実際に試してみると、できるのだが面倒な場合が多い。


IT関連の機器は、特にその傾向が強くなる。
新製品として売り出すが、そのキャッチコピーはだいたい、
やさしい、簡単、速い、便利といった、
なんとなく、願望がかないそうなイメージだ。


よく考えればわかることだが、
こうした言葉は、実に曖昧だ。
誰にとって、やさしいのか。
何をするのに、簡単なのか。
どれくらいを速いと言っているのか。
何が、便利なのか。
こうした事は、ケースバイケースであり、
人によって、それぞれ異なる。
他の人に聞いても、分かるわけがない。


衣服とか、家具などのように、イメージだけではわからない。
そこに、説明の難しさを感じる。
なかなか、伝えきれないのだ。
来年は、iPadも新機種がでそうだし、
HPもPalmwebOSタブレットを用意しているとか。
ガジェット好きには、楽しいことだが、
普通の人には、悩ましい状況がしばらく続きそうだ。


とりあえず、現状のタブレットに関する情報をまとめて見た。



GALAXY Tab SC-01C(ドコモ)
GALAPAGOS(ガラパゴス:Sharp)
iPad(アップル社)
タブレットPCクリスマス商戦、「iPad」対「ギャラクシー・タブ」の行方
GALAXY Tab SC-01Cのユーザーレビュー・評価
ギャラクシータブ(GALAXY Tab)vsアイパット(i pad)レビュー
HP が Palm Pre 2 を発表、webOS 2.0搭載


>週刊 Doyoo( no.28)