世代交代

人も、モノも、世代交代の予兆を感じる。
変化の波は、容赦なく、平等にやって来る。

世の中のアナリストや調査会社の発表するスマートフォンの市場予測では、今後はAndroidが優勢になるとの見方が多い。ここ数日、大前研一氏がiPhoneAndroidに負けると書いた記事も話題になっている。私も実際にAndroidを触るまでは、これらの予想通り、徐々に世の中のスマートフォンAndroidが席巻していくものと考えていた。しかし、先日、IS03を購入し実際にAndroidに触れて見ると、私にはこのまま、世の中全てがAndroid一色になるとは到底思えないと感じた。
→ Androidは本当に世の中を席巻するか?

この記事の指摘と同じく、わたしも大前さんの指摘には違和感を覚えた。

アップルのCEOのスティーブ・ジョブズは、今まさにパソコンのMacマッキントッシュ)と同じ失敗を繰り返そうとしているように見える。“Macの失敗”とは、OSを他の企業には売らず、ハードとワンセットで自分で売ろうとしたことである。
→ 大前氏 アップルは失敗繰り返しアンドロイドに負けると予測

Macの失敗”?
何を持って「失敗」っていうのだろう...

老いたな、大前さん。
いや、変えたというべきか、
インターネットの自らの重みと、Appleが。
15年前とはルールが変わったのに。
<中略>
なんだかんだ言ってAppleの主要新製品を全て買った自分に呆れつつ、電話付きのものだけで14機種も出た Android端末を「どれにしようか」と迷ったあげく、ついに一台も入手せずに終わりそうなことが少し寂しく、そしてそのことに多いに納得した一年であり、今後10年の潮流がしっかりと感じられた一年であった。
→ 2010年のAppleから学ぶべき3つ不等式

大前さんからは、多くのことを学んだし、
いまでもその提言を参考にしている。
が、しかし、Apple社への評価には、かなり驚いてしまった。

アップルは、28.2%と群を抜いた営業利益率をあげています。パソコンでシェアトップのHPは、9.1%ですが、デルは4.1%、パソコンの台数シェアでデルを抜く勢いのエイサーは2.7%に過ぎません。もっというなら、HPからレノボの4社を合わせても、アップルが稼ぎ出した営業利益額に届かないのです。
→ アンドロイド共和国の課題

グリーチャーのアナリスト、ブライアン・マーシャル氏は「どの企業もアップルに勝てるとは思っていない。2番手を狙っている」と説明する。同氏の予想では、CESでタブレットを発表するメーカーは50社にもなるという。
→ 激化するiPad追撃戦

こうした評価を見ていると、正直わからない。
ただ、20数年来のマック使いとしては、どうでも良い気がする。
自分が良しとするマシンを、自分流に使っていれば、
誰が何と言おうと構わない。
Apple社の製品と共に生きてきたし、これからも生きていく。
それだけだと、いつも思う。
それでも、世間が騒がしいので、一言コメント。


前日にも書いたが、
時代は変わる、ということだろう。
直接関係はないが、当地では久しぶりの雪模様。
写真を添えることに。