キュレーション

昨年暮れから気になっていた言葉だ。

キュレーションに明確な定義はないが、「情報をあるテーマに基づいて収集し、それ自体にコンテンツとしての価値を持たせて共有すること」。いわゆる、関連する情報へのリンクを集めた「まとめサイト」がそれにあたる。語源は英単語の「Curator(キュレーター)」。もともとは博物館や美術館などで、展覧会を企画し、展示物を整理し見やすく展示する専門職を指す。転じてネット上では、情報をまとめる人のことをキュレーター、まとめることをキュレーションと言うようになった。
→ キュレーション 王者グーグルを追う人力の新興勢力

キーワードは、「まとめる」ということのようだ。
日々刻々と増え続け、 拡散する情報。
その中から、望む情報が得にくくなったと感じていた。


Googleが出たころを思い出す。
当時は、必要なキーワードを入力すると、ほぼ知りたいことがわかった。
インターネットを使える人は少なく、
使っている人は、かなりの見識をもっており、
キーワードをいくつか入力するだけで、
そういう方々のHPへたどり着けた。
拡散してしまった情報を、なんとか「まとめたい」ということのようだ。


Mac App StoreMacのソフトが販売されるようになった。

iTunes storeから始まり、
iPhoneiPadとその販売を広げて、
ついに、コンピュータ用のアプリを販売するまでになった。
ワンクリックで購入できるものが、どんどん増えて、
音楽、書籍はてはプログラムそのものまでが購入できる。
これもある意味、キュレーション的な展開に思えた。


一般ユーザーは、オススメが欲しいのだ。
溢れる情報の中から、あなたが欲しいのは、知りたいのは、「コレ」ですね。
そういうモノ、物、者、さらには情報を、人々は欲しいている。
増え続けるネット情報と、ネット利用者。
これらをつなぐ媒体としてのキュレーター、
そしてそうした役割としてのサイト開設が、
必要になるということだろう。


>>キュレーション関係のリンク記事



→ キュレーション時代の幕開け
→ キュレーション・ジャーナリズムとは何か
→ 「情報過多の時代」の鍵は「キュレーション」
→ TABLOG:台北・Eslite 誠品書店に「書店」が進むべき未来を見た。



>これまで続けていた表記、>週刊 Doyoo( no.**)は、
>最低、週一回の記事をアップすることが定着してきたので、
>これ以降、表記しないことに。