Don't think twice. It's all right

朝から、アメリカのFolk Songを聴いていた。
めぐり巡って、Joan Baez1965年コンサートへ行きついた。
小遣いを貯めて、数ヶ月に一度レコードを購入。
当時でも2,000円以上していたと思う。
学校から戻ると、レコード屋を徘徊していた。
なかでも、一番のあこがれはJoan Baezだった。



かなり灰色な高校生活を送っていた。
受験勉強をするでもなく、
学校から戻ると、レコードを聴きながら、
アメリカという国に、かすかな希望を抱いていた。
歌詞カードを見ながら、歌を聴く。
その中でも、特に気に入っていたのが、次の曲だ。
Don't think twice. It's all right.
日本語訳は、「くよくよするな」。


歌詞の意味は、当時の英語力では理解できなかった。
ただ、繰り返される
Don't think twice. It's all right.
というフレーズだけが、頭に残った。
「済んでしまったことを、二度も考えるんじゃないよ、
 それはもう良いんだよ。」
ことあるごとに、自分に言い聞かせていた。


その習慣は、今でもある。
しまった、失敗した、と思ったときとか、
こうすれば良かったと、悔やんだときとか、
ふっと、このフレーズが浮かんでくる。
そうさ、終わったんだから、考えても仕方ないよ。
あれで、良かったんだ。
過ぎ去ったこと、終わったことを、
くよくよしないこと。
Don't think twice. It's all right.
気がつくと、自分の人生訓の一つになっていた。


それにしても、ネットの力を改めて感じている。
当時は、テレビ番組は少なく、
こうした歌は、ラジオを通して聴くしか方法はなかった。
ネットの画像をとおして、
はじめて、歌う姿を見たという映像も少なくない。
いまさらながら、タイムスリップしたようで、
気がつけば、次から次へと、
思い出の歌を視聴していた。


いつかは、見られなくなると思うが、
YouTubeで視聴したリンクを張っておくことに。



Joan Baez - 1965 - part1
http://youtube.com/watch?v=pwnVXSw9Dsc


Joan Baez 1965, part 2
http://youtube.com/watch?v=iNy-itf_q8w


Joan Baez portrait (インタビュー)
http://youtube.com/watch?v=9Pbxc3gYj3g


>Don't think twice. It's all right.
Bob Dylan Bob Dylan(cover)
Joan Baez 1 2
Peter Paul & Mary 1 2
Ramblin' Jack Elliott Ricky Koole Steve Earle
永井宏 おおはた雄一
気にするなよ(日本語訳)