音声入力

Macとの出会いは、20数年前の展示会だった。
音を録音することができた。
いま聞くと、な〜んだ、それで?
と、言われそうだが、その時の衝撃は今も覚えている。
これが、マルチメディア〜マックへと走ったきっかけだ。
それ以来、自分の考えに間違いはなかったと思っている。


そして、今日新たな衝撃が。
Googleが、音声検索なるものを発表した。

さっそくiPhoneで使ってみた。
ソフトキーの入力に慣れず、Google検索など面倒で使いにくかった。
それが、音声で検索できるようになった。


これは、先日発表した「Google日本語入力」と関係しているだろう。
音声で検索するには、音声認識が必要。
日本語の音に変換し、さらにはこれを日本語の文に変換する作業が不可欠。
日本語の音を、日本語の五十音文字に変換し、
日本語辞書で漢字変換しながら、こなれた日本語へと訳出する。
この流れが、スムーズにいくまで文字解析を積み上げている。
これで何故「Google日本語入力」を発表したのかの謎がとけた。
入力を、マイクにするか、キーボードにするかの違いはあっても、
そのデータを元に、文字解析、意味変換する作業は、
この「Google日本語入力」の仕組みを使っているのだろう。


これに加えて、訳文サービスも登場している。
これも同じように翻訳エンジンを使えば、
音声入力された日本語音を、文字解析し日本語文にし、
さらに英語などの文章へ変換。
それを表示するか、音声出力すればい良い。
日本語で話し、英語で発話する、翻訳マシンができあがる。


こうした流れが見えてきた、今回の発表だ。
精度が実用的になるまで、時間は必要だろう。
それでも、ここまで技術的に確立してくると、
それも時間の問題だろう。
恐るべしGoogle、そしてAndroidiPhoneだ。


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