iCareer 宣言

最後はここにたどり着いた。
「i + Career」 という道に。
「i 」は、「わたし」だ。
漢字で書く「私」ではなく、
ひらがなの「わたし」だ。



「i 」は、iMaciPhoneiPadの「i 」だ。
インターネットの「i 」であり、
決して、大文字ではない。
目立たず、それでいて自己を主張する。
自分は自分だ、というメッセージ。


「iCareer」 〜「わたしのキャリア」を考える。
「あなた」ではない。
「私」でも、「私たち」でもない、
「わたし」の「キャリア」だ。
ひとり一人に、内在するキャリア。
それぞれが、異なって良しとするキャリア。


誰もが、この世に生を受け、
自分の道を歩いている。
それぞれの道を、羨(うらや)むでなく、
蔑(さげす)むでなく、
自分の人生として、堂々と歩む。
そうした自覚が求められている。


他人の道は、参考にできても、
同じ道を歩むことは不可能だ。
ひとり一人が、自分の道を見いだして、
自分の力で、歩いて行かねばならない。
それが、「わたし」の人生。
大きな意味での、キャリアだ。


キャリアとはなんぞや。
その答えは、さまざまだが、
自分が辿(たど)ってきた道筋〜轍(わだち)だと考えると、
納得がいく。


自分自身の道筋を、後悔するでもなく、
自慢するでもなく、
淡々と見つめてみる。
そこに、ひっそりと「わたし」が居るはずだ。

その「わたし」を、じっと観察する。
そう、わたしのキャリア(iCareer)との出会いの瞬間だ。


あなたも、わたしも、輝きたい。
この世に生を与えられたとき、
幼いときの煌(きら)めきを、
そこに、きっと見いだすことができるのだろう。


幸せは、内在すると知らされた。
ある条件が整うと、幸せになるのではなく、
自分自身が、幸せな存在となることで、
幸せが始まる。


長い人生で、苦しみ、嘆き、
いつしか忘れ去っていた輝きを、
人生を振り返りながら、見つけ出す試み。
これこそが、「わたし」が自分に課する唯一の課題。
自分の人生を、振り返り、
これからの人生を考える。
すべてが、自分への問いかけから始まると知らされた。

そう、まさに「iCareer」〜わたしのキャリアへの帰還だ。


そして、さらには再会できた「わたし」を、
もう一つの「i」である、インターネットを使い、
自分メディアとして、
公開(パブリッシング)することだ。
「わたしは、私だ」と。
それが、わたしの「iCareer」宣言だ。


最後に、思い出したのは、4月7日という日だ。
今日は、奇しくも30数年前に亡くなった母の命日だ。
わずか47歳で、この世を去った母。
その人生を思うとき、
あらためて、ここに記することの意味を深く感じている。