伝える

「情報」にこだわっている。
情報とは、何か。
情報を、どうやって集めるか。
なんのために、情報を得るのか。

いつもながら、わかったようで、わからない。
それでいて、なにもしないと、
不安になる。
そんな中、「知る」ことについて
考えた。


人と人が、出会う。
わたしは、あなたについて、なにも知らない。
あなたも、わたしについて、なにも知らない。
どうすれば、あなたを知ることができるのか。
また、わたしのことを知ってもらえるのか。


挨拶したり、
食事をしたり、
時間を共にすることで、
少しずつ、相手について理解できてくる。
と、思っているのだが、
実は、なかなか相手のことを知ることは難しい。


ひとは、自分の興味、関心があることしか、
見たり、聞いたりしない。
自分の知りたいことしか、
知ろうとしない。
見れども、見えず」的な状況が、
日常的に続く。


相手の、何を知りたいのか。
ひとによって十人十色で、
中身の種類、内容は、様々だ。
とすれば、会って話すだけで、
その人について知ることは、
なかなか、難しい。


わたしたちは、どれだけ意識して、
「わたし」を伝えようとしているのだろうか。
「わたし」の、何を、知ってもらいたいと、
考えているのだろうか。
そもそも、なにかを知らせようと、
意識しているのだろうか。


知りたいという欲求は強いとしても、
知らせたいという気持ちは、どうなのか。
「あなた」を、知りたいとばかり願い、
「わたし」を知らせなければ、ということを、
ともすれば、忘れてしまいがちだ。


ギブ・アンド・テイク。
得るまえに、まず与えるという、基本的な原理を考えてみれば、
与える〜「わたし」を知らせる、ということは、
とても大切だ。


とすれば、
情報を「得る」ことから、
情報を「発する」ことへと、
意識を切り替えることが必要となる。
「あなた」を知りたいならば、
「わたし」を知らせる、というモードへのシフトだ。
「わたし」について、知ってもらう努力を、
正面から考える時になったのだろう。


道具立ては、揃ってきている。
ブログ、ホームページを始めとして、
TwitterFacebook
メール、メッセージなどなど。
これらを使いながら、
文章、写真、動画などと一緒に、
「わたし」についての情報を発信。


個々人が、蜘蛛の巣のように、
緩やかに、しなやかに、つながるために、
ひとり一人が核となって、
地道な情報発信を始めることが、
求められている。


こうした努力が、
「あなた」たちを知る、第一歩になり、
ネットワーク構築につながる。
「わたし」たちの意識の改革こそが、
必須なのだろう。


そろそろ、重い腰を上げて、
「わたし」情報の発信について、
真剣に考えてみたい、と。




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筑後地域雇用創造協議会