「電脳」と「網路」

ひとは、なぜ「窓」を使うのだろう。
「林檎」を使わずに。
それぞれの機械を20年近く使って来たが、
どうやら一つの結論が見えて来た。

パーソナルな時代が加速する中、
わたしたちは、自分自身をパワーアップすることが求められている。
そのためには、「電脳」と「網路」は不可欠な道具だ。


自分脳の延長としての「電脳」。
その選択を間違うと、本来の力を発揮できなくなる。
「窓」から「林檎」へシフトする時が来た、と思う。
それぞれは、そもそも、その生い立ちから異なる。
「林檎」は、個人の力を最大限に発揮するのに適した道具。


自分自身の持てる能力を、いかに引き出すか。
ソーシャルメディアの拡がりで、
だれもが考えなければならない問いかけとなった。
「電脳」と「網路」は、
そのための答えを発信する仕掛けだ。


「電脳」だけで事が済んでいた時代は終わり、
誰もが人類の集合知である「地球脳(意識)」に繋がるために、
自分に適した仕掛けを持つときが来ている。
道具としての「電脳」は、
これまでのような「パソコン」だけではなくなった。
スマートフォンタブレットPCといった新しい道具の出現で、
「網路」にいたる方法も、大きく進化。
いつでも、どこでも「網路」時代だ。


企業においても、均質な人々の集合パワーで、
大規模な収益を獲得するビジネスモデルから、
個人の持てる力を引き出しつつ、
有機的に組織を運営せざるをえなくなっている。
個人の生産性をいかに高めるか。


個人の時代と言われて久しい。
学校においても、さらには職場でも、
個性を引き出す方策が模索されていた。
そうした努力にも関わらず、
企業は規格化された、均質な労働力を求める発想から脱しきれていない。


若者は未来を考える。
進むべき道を、自力で切り開くために。
そのための道具として「電脳」と「網路」は必須だ。
さらにこれからは、「窓」ではなく「林檎」の選択がカギとなる。


自分の道具として、どういうものを選ぶのか。
「窓」は、企業が組織力を発揮するのに最適化された仕掛け。
「林檎」は、個人の持てる力を最大限に引き出すための仕掛け。
どちらの仕掛けを使うかで、
大きな差が出る時代の到来だ。
若者よ、「窓」を捨てて、「林檎」を選ぼう。
「電脳」と「網路」、そして「林檎」。


「窓」宣言だ。



→ Windowsを使い続ける理由?(11.11.15追加)